エミュレータ再生
SCASは、端末エミュレータを内蔵しており、編集中のコンテンツの動作を確認することができます。ただし、あくまでもエミュレータであるので、実機での動作確認は必要です。
- サウンドボードの設定を確認します。
- 演奏用SMAFオーサリングツールなどが起動していないことを確認してください。起動している場合は、SMAF SCAS 起動中は終了してください。SMAF SCAS には MTC出力機能があります。この機能を利用する場合、MIDIデバイスを利用するアプリケーションは1つだけにしておく必要があります。
エミュレータウィンドウを開く前に端末情報の設定を確認します。
端末情報の概要は端末情報をご覧ください。具体的な端末情報の設定は端末情報ダイアログの設定方法をご覧ください。
- ウィンドウの表示
- エミュレータウィンドウを表示する方法は3種類あります。
- メインウィンドウの [エミュレータ] メニューの端末リストには、あらかじめ設定し保存してある端末情報ファイルの一覧が表示されます。この端末リストでは、選択した端末のエミュレータウィンドウの表示/非表示を切り替えるトグル動作をします。ウィンドウ表示されている端末にはチェックがつきます。
- [エミュレータ] メニューの[エミュレータウィンドウ]を選択すると、エミュレータウィンドウ指定ダイアログが開きます。ここではあらかじめ設定し保存してある端末情報ファイルの一覧が表示されます。端末を選択して[開く]ボタンを押すことによりエミュレータウィンドウが表示されます。
- エミュレータバーの[エミュレータウィンドウ開閉]ボタンをクリックすることにより、エミュレータウィンドウ指定ダイアログでチェックした端末の表示/非表示を切り替えます。
複数のエミュレータウィンドウを同時に開くことができます。
※同時に4つまでエミュレータウィンドウを開くことができます。

※"Terminal Name" と記述されている部分をクリックすると、端末情報リストを"端末名称"、"更新日時"で昇順、降順にソートすることができます。
- 表示倍率と画面更新間隔
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エミュレータウインドウは、表示倍率を[等倍]〜[4倍]の間で変更することができます。[表示]→[倍率]メニューから倍率を選択するか、ツールバーの倍率ボタンを押します。
エミュレータ再生時、画面の更新間隔は100msec程度で行なわれます。そのため、更新間隔が100msecを超える携帯端末を使用した場合、意図した通り表示されない可能性がありますのでご注意下さい。
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エミュレータの再生は、メインウィンドウのエミュレータバーのボタンもしくは[エミュレータ]メニューの項目を使用します。一般的なオーディオシーケンスソフトウェアと同様にキーボードによる再生操作も可能です。

- 再生
- 再生を行うには、メインウィンドウで[エミュレータ]→[再生]を選択するか、プレイバーの[再生]ボタンを押します。再生が始まると、エミュレータウインドウにグラフィックストラックの内容が時間の経過に伴なって表示されます。演奏データがある場合は音声も出力されます。再生中は、プレイバー上のカウンタがカウントアップし、メインウインドウの時間軸上の再生点([P]マーク)がカウンタと共に移動します。ウインドウから再生点が外れると自動的にスクロールして、常に再生点のグラフィックストラックとスコアトラックが表示されるようになっています。グラフィックストラック又はスコアトラックのシーケンスデータの長い方の終端まで来たら、再生は自動的に終了します。
※背景色イベントしか存在しない場合は、再生は行われません。
- 停止
- 再生中、一時停止中、停止中に[停止]のメニュー/ボタンを実行することにより、再生が停止し再生点[P]とカウンタが先頭( "0:00:00" / "1:1" )に戻ります。
- 一時停止
- [一時停止]のメニュー/ボタンは再生中のみ有効です。[一時停止]を行なうと再生が停止し、再生点[P]とカウンタは停止した位置で止まります。一時停止中は、[再生]と[停止]メニュー/ボタンが有効となり、[再生]を選択すると、停止位置から再び再生が始まります。[停止]を選択すると一時停止状態が解除され、再生点[P]とカウンタが先頭に戻ります。
- 早送り/巻戻し
- 停止中及び一時停止中には、再生開始位置を調整することができます。[早送り]或いは[巻戻し]メニュー/ボタンを実行することにより、再生点[P]を進めたり戻したりすることができます。同時に、カウンタもカウントアップ、カウントダウンします。[再生]を行なうと、再生点[P]から再生が開始されます。
- 早送り 100ms/巻戻し 100ms
- 停止中及び一時停止中には、再生開始位置を調整することができます。[早送り]或いは[巻戻し]メニュー/ボタンを実行することにより、再生点[P]を進めたり戻したりすることができます。同時に、カウンタもカウントアップ、カウントダウンします。[再生]を行なうと、再生点[P]から再生が開始されます。
※時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
- 再生点の移動
- 再生点[P]を一気に移動させるには、時間軸上でマウスを左クリックします。すると、クリックした位置に[P]マークが移動します。停止中の[P]マークはエミュレータ再生の開始位置を表します。移動させることで任意の時間(途中)からの再生が可能です。ただし、再生中は移動させることができません。
※演奏データが存在する場合は、演奏データの再生範囲内からのみ途中からの再生が可能です。
- キーボードによる再生操作
- [F12]、[SPACE]、テンキーでエミュレータ再生操作を行うことができます。
- [F12]: エミュレータウィンドウを閉じたり、開いたりします。
- [SPACE]: 再生の開始/一時停止を切り替えます。
- [ENTER]: 再生を開始します。
- [2]: 再生を一時停止します。
- [0]: 再生を停止して、先頭に巻き戻ります。
- [1]: 先頭に巻き戻ります。
- [4]: 1000msec 巻戻しです。
- [5]: 100msec 巻戻しです。※ 時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
- [6]: 100msec 早送りです。※ 時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
- [+]: 1000msec早送りです。
MIDIタイムコードの出力を設定します。

- MIDIタイムコードを出力する
- エミュレータの再生時にMIDIタイムコードを出力する場合、[MIDIタイムコードを出力する]にチェックを入れます。
- デバイス
- 同期させる外部機器のデバイスを選択します。
- オフセット
- オフセット値を設定します。最大値は、12時間59分59秒です。
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