グラフィックストラック編集
グラフィックストラックの編集は、メインウィンドウで行なう方法とブロック編集ウィンドウで行なう方法の2通りがあります。
メインウィンドウでは、コンテンツに含まれる全てのオブジェクトが時系列に表示されており、ページ編集ウィンドウにはブロックに関係なく時間軸上のイベントが表示されます。そのためコンテンツ全体の流れを把握しやすくなっています。
一方ブロック編集ウィンドウでは、ブロック単位で編集を行ないます。
- 背景色の追加
- 背景色を定義したい時間に[E]マークを置いて [編集]→[背景色]→[追加] を選択すると、背景色設定ダイアログが開きます。
ここで色を指定することにより、その領域の背景色を設定することができます。
- 背景色の修正
- 修正したい背景色が定義されている時間帯に[E]マークを置いて、[編集]→[背景色]→[修正]を選択すると、背景色設定ダイアログが開きます。ここで色を指定することにより、その領域の背景色を修正することができます。
- 背景色の削除
- 削除したい背景色が定義されている時間帯に[E]マークを置いて、[編集]→[背景色]→[削除]を選択すると、確認ダイアログが開きます。
ここで[OK]をクリックすると、[E]マーク以降の背景色を削除することができます。
- 背景色表示時刻の変更
- メインウインドウに表示される背景色境界線をドラッグすることにより、背景色表示時刻を変更することができます。
前後に定義されている背景色境界線上をドラッグ操作が通過する場合、前後の背景色が削除され、ドラッグしている背景色が有効となります。
ブロックとはグラフィックストラック内のデータの編集単位であり、コンテンツの中をある時間の固まりで分割したものと考えられます。
ブロックは表示するテキストや画像の数量などに応じて見やすくなるように分割する方が編集がしやすくなります。
インポート機能によってファイルから歌詞データをインポートした場合は、グラフィックストラック内のデータは一旦クリアされ新しいブロックが自動的に作成されます。
- ブロック作成
- ブロックを作成するには、あらかじめグラフィックストラックウィンドウを選択しておく必要があります。グラフィックストラックウィンドウを選択したら、メニューから [編集] → [ブロック作成] を選択するか、或いはエディットバーの[ブロック作成]ボタンを押すことで、新規にブロックを作成することができます。ブロックは、グラフィックストラックウィンドウ上の[E]マークの位置に作成されます。[E]マークは、メインウィンドウの時間軸上でマウスを右クリックするか、グラフィックストラックウィンドウ上でマウスを左クリックすることによって移動します。
- ブロックの選択
- ブロックの操作を行うには、まずブロックを選択する必要があります。ブロックを選択するには、グラフィックストラックウィンドウ上でブロック名を左クリックします。選択状態となったブロックは、色が濃いグレーから薄いグレーに変わります。[ctrl]+左クリックで、ブロックの複数選択が可能です。
- ブロック削除
- ブロックを選択し、メニューから [編集] → [ブロック削除] を選択するか、或いはエディットバーの[ブロック削除]ボタンを押すことで、ブロックを削除することができます。キーボードの[DEL]キー、[D]キーでも削除されます。
- ブロックのコピー/切り取り
- ブロックを選択し、メニューから [編集] → [コピー] を選択するか、或いはツールバーの[コピー]ボタンを押すことで、ブロック全体をクリップボードにコピーします。[切り取り]の場合は、ブロックを画面上から削除してクリップボードにコピーします。
- ブロックの貼り付け
- メニューから [編集] → [貼り付け] を選択するか、或いはツールバーの[貼り付け]ボタンを押すことで、クリップボードにコピーされているブロックを挿入ポイント([E]マーク位置)へ貼り付けます。
- 形式を選択して貼り付け
- クリップボードにコピーされているブロックを、形式を選択して貼り付けします。メニューから [編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログが開きます。
- ブロックの貼り付け
クリップボードにコピーされているブロックを挿入ポイント([E]マーク位置)へ貼り付けます。クリップボードのブロック内にイメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントが含まれている場合、参照している画像番号が登録されていないイベントは貼り付けられません。
- ブロックの貼り付け(画像を登録して貼り付け)
クリップボードにコピーされているブロックを挿入ポイント([E]マーク位置)へ貼り付けると同時に、イベントが参照している画像を自動的に登録します。イメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントがクリップボードのブロック内に含まれている場合のみ、形式を選択して貼り付けダイアログに”ブロックの貼り付け(画像を登録して貼り付け)”項目が表示されます。
- ブロックの移動
- ブロックは、グラフィックストラックウィンドウ上でのみ移動させることができます。ブロックを選択しマウスで左ボタンドラッグすることにより移動します。複数のブロックを同時に移動することも可能です。
- ブロックのライフタイム変更
- ブロック右下にあるドラッグコーナーをマウスでボタンダウンすると、ブロックのライフタイムが表示されます。そのままドラッグすることにより、ブロック内にある全てのイベントの表示時間・ライフタイム・色替時間を同じ倍率で変更することができます。
- ブロック名変更
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ブロックを選択し、メニューから [編集] → [ブロック名変更]を選択すると、ブロック名変更ダイアログが開きます。ここで、任意の文字列をブロック名として指定することができます。
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- ブロックのマージ
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ブロックを選択し、メニューから [編集] → [ブロックのマージ]を選択すると、ブロックのマージダイアログが開きます。ここでマージ先のブロックを選択するとブロックを1つのブロックにマージします。
※グラフィックストラック内に複数のブロックが存在していないと実行できません。
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- ブロックの分割

ブロックを選択し、メニューから [編集] → [ブロックの分割] を選択すると、ブロックの分割ダイアログが開きます。左側の分割元ブロックには選択したブロック内のイベントが時間順に表示されます。リストから分割したいイベントを選択し右側の分割先ブロックに移動して分割を行います。移動先のブロック名は変更することが出来ます。
※ブロック内に複数のイベントが存在していないと実行できません。
ブロックの中には複数の表示オブジェクトを置くことができます。時間軸に沿ってブロック内に文字や画像などのイベントを貼り付けていきます。インポート機能によってファイルから歌詞データをインポートした場合は、
テキストイベントが自動的に作成されます。
ページ編集ウィンドウでは、イベントのレイアウト等、主に画面上における編集を行います。
グラフィックストラックウィンドウでは、イベントイベントの新規作成、表示時間・ライフタイムの変更等、主に時間軸上における編集を行います。
イベントの新規作成・削除・コピー・貼り付け等の操作は両方のウィンドウで共通して行なうことができます。
<グラフィックストラックウィンドウにおける操作>
- イベントの作成
- イベントを新規に作成します。[イベント] → [新規作成]メニューからイベントの種類を選択するか、ツールバーの各イベント作成のボタンを押します。すると、選択されたイベントの設定ダイアログが開きます。ここでイベントの属性や効果の設定を行い、[OK]ボタンを押すことによりイベントが作成されます。
※イベントを作成するには、ブロックを選択しておく必要があります。
<参照:イベント情報の設定>
- ■イベントの種類
- テキストイベント
- イメージイベント
- イメージタイルイベント
- ビットマップイベント
- ビットマップタイルイベント
- レクトアングルイベント
- ■イベント効果の種類
- 色替え
- バナ−
- 点滅
- カラー点滅
- フェード
- 移動
- イベントの選択
- イベントは一つ以上選択することができます。一つのイベントを選択するには、イベントバーにマウスのカーソルを合わせて左クリックします。複数のイベントを選択するには、グラフィックストラックウインドウ上でマウスをドラッグします。すると選択範囲枠が表示されるので、目的のイベントを選択範囲に入れてドロップすることにより複数のイベントが選択状態となります。選択状態となったイベントは枠が白で表示されます。ブロック間をまたがっての複数選択も可能です。
- 表示時間の変更
- イベントバーの中央80%の部分にカーソルを合わせるとアイコンが手のマークに変化します。アイコン表示が変わった状態で左クリックして左右にドラッグすることでイベントバーが移動し、表示時間を変更することができます。複数のイベントを選択状態にして同時に移動させることも可能です。
- 表示開始時間の変更
- イベントバーの左側10%の部分にカーソルを合わせるとアイコンが白い矢印マークに変化します。アイコン表示が変わった状態で左クリックして左右にドラッグすることでイベントバーの長さが伸縮し、表示開始時間を変更することができます。
- ライフタイムの変更
- イベントバーの右側10%の部分にカーソルを合わせるとアイコンが矢印マークに変化します。アイコン表示が変わった状態で左クリックして左右にドラッグすることでイベントバーの長さが伸縮し、ライフタイムを変更することができます。
- 色替え時間の変更
- イベントバーの色替えマークにカーソルを合わせるとアイコンが矢印マークに変化します。アイコン表示が変わった状態で左クリックして左右にドラッグすることで色替えマークが移動し、色替え時間を変更することができます。
- ブロック間の移動
- イベントバーの中央80%の部分を左クリックして別のブロックにドラッグ&ドロップすることで、ブロック間の移動を行なうことができます。複数のイベントを選択状態にして同時に移動させることも可能です。
- イベントの削除
- イベントバーを選択し、キーボードの[DEL]キー或いは [D] を押すことで、イベントを削除します。複数のイベントを選択状態にして一括削除することも可能です。
- イベントのコピー/切り取り
- イベントバーを選択し、[編集] → [コピー] を選択するか、或いはツールバーの[コピー]ボタンを押すことで、イベントをクリップボードにコピーします。[切り取り] の場合は、イベントを削除してクリップボードにコピーします。複数のイベントを選択状態にして一括での操作も可能です。
- イベントの貼り付け
- ブロックを選択し、[編集] → [貼り付け] を選択するか、或いはツールバーの[貼り付け]ボタンを押すことで、クリップボードにコピーされたイベントを選択したブロックに貼り付けます。
- 形式を選択して貼り付け
- クリップボードにコピーされているイベントの情報を、様々な形式で貼り付けすることができます。イベント或いはブロックを選択し、[編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログが開きます。
- イベントの貼り付け
クリップボードにコピーされているイベントを選択しているブロックに貼り付けます。イメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントを貼り付ける場合、イベントが参照している画像番号が登録されていないと貼り付けは行なわれません。
- イベントの貼り付け(画像を登録して貼り付け)
クリップボードにコピーされているイベントを選択しているブロックに貼り付けると同時に、イベントが参照している画像を自動的に登録します。イメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントがクリップボードに含まれている場合のみ、形式を選択して貼り付けダイアログに”イベントの貼り付け(画像を登録して貼り付け)”項目が表示されます。
- 色属性の貼り付け
イベントを選択状態にして [編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログに”色属性の貼り付け”項目が表示されます。”色属性の貼り付け”を選択し[OK]ボタンを押すと、選択したイベントの色属性がクリップボード内のイベントの色属性に置き換えられます。複数のイベントを選択状態にして一括で貼り付けることも可能です。
- 色属性の貼り付け(ブロック内の全イベントへ貼り付け)
ブロックを選択状態にして [編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログに”色属性の貼り付け(ブロック内の全イベントへ貼り付け)”項目が表示されます。”色属性の貼り付け(ブロック内の全イベントへ貼り付け)”を選択し[OK]ボタンを押すと、選択したブロック内の全イベントの色属性がクリップボード内のイベントの色属性に置き換えられます。複数のブロックを選択状態にして一括で貼り付けることも可能です。
- その他イベント操作
- 以下の操作はブロック編集ウィンドウでの操作と同様ですので、詳細は「2.ブロック編集ウィンドウ」を参照してください。
[イベント] メニューの以下の項目は、ブロックが選択されている時に操作を行なうことができます。
また、[イベント] メニュー、[編集] メニューの以下の項目は、イベントが選択されている時に操作を行なうことができます。
[イベント] メニュー(オブジェクトエディットバーのボタン)
- イベントの保存
- アトリビュート
- 移動シーケンス
- テキストの分割
- テキストのマージ
- 左詰
- センタリング
- 右詰
[編集] メニュー
<ページ編集ウィンドウにおける操作>
- イベントの選択と移動
- イベントを選択するには、イベントにマウスのカーソルを合わせて左クリックします。また、イベントをドラッグ&ドロップすることでイベントを移動させ、表示位置を変更することができます。
- イベントの削除
- イベントを選択し、キーボードの[DEL]キー、[D]、或いはオブジェクトエディットバーの[削除]ボタンを押すことで、イベントを削除します。
- イベントのコピー/切り取り
- イベントを選択し、[編集] → [コピー] を選択するか、或いはツールバーの[コピー]ボタンを押すことで、イベントをクリップボードにコピーします。[切り取り] の場合は、イベントを削除してクリップボードにコピーします。
- イベントの貼り付け
- [編集] → [貼り付け] を選択するか、或いはツールバーの[貼り付け]ボタンを押すことで、クリップボードにコピーされたイベントを選択状態となっているブロックに貼り付けます。
- その他イベント操作
- 以下の操作はブロック編集ウィンドウでの操作と同様ですので、詳細は「2.ブロック編集ウィンドウ」を参照してください。
[イベント] メニュー(オブジェクトエディットバーのボタン)
以下の項目は、イベントを選択状態にしている時、操作を行なうことができます。
- イベントのサイズ変更(レクトアングルイベント)
- 移動シーケンスの編集
[イベント] メニュー(オブジェクトエディットバーのボタン)
- イベントの保存
- 各イベントの新規作成
- アトリビュート
- 移動シーケンス
- テキストの分割
- テキストのマージ
- 左詰
- センタリング
- 右詰
[編集] メニュー
以下の項目は、ブロックが選択されている時、操作を行なうことができます。
[イベント] メニュー(オブジェクトエディットバーのボタン)
<グラフィックストラックウィンドウ & ページ編集ウィンドウにおける操作>
- プレーン機能
- [プレーン]ボタンのクリック、あるいは[表示]→[プレーン指定]を選択することにより、指定したプレーンのイベントを修正不可にします。修正不可にされたプレーンのイベントは網掛け透過表示になります。特定のイベントを編集したい時に利用します。

グラフィックストラックに作成したブロックとイベントに対して編集を行います。
ブロック編集を行うには、グラフィックストラックウィンドウでブロックを選択して、メインウィンドウのメニューから[編集]
→ [グラフィックスブロック編集] を選択するか、エディットバーの[グラフィックスブロック編集]ボタンを押すか、或いはブロックをダブルクリックすることにより、ブロック編集ウインドウが開きます。ウィンドウの右側が表示オブジェクトの時間的な配置を編集する時間編集ウィンドウです。ウィンドウの左側が表示オブジェクトのレイアウトを編集するページ編集ウィンドウです。実線枠が制作レンダリングサイズで、破線枠が出力RSタグのサイズを示しています。これらはコンテンツ情報ダイアログで変更が可能です。
<ブロック編集ウィンドウにおける操作>
- イベントの作成
- イベントを新規に作成します。[イベント] → [新規作成]メニューからイベントの種類を選択するか、ツールバーの各イベント作成のボタンを押すか、或いは右クリックで表示された新規作成のポップアップメニューの中からイベントの種類を選択します。すると、選択されたイベントの設定ダイアログが開きます。ここでイベントの属性や効果の設定を行い、[OK]ボタンを押すことによりイベントが作成されます。
<参照:イベント情報の設定>
- ■イベントの種類
- テキストイベント
- イメージイベント
- イメージタイルイベント
- ビットマップイベント
- ビットマップタイルイベント
- レクトアングルイベント
- ■イベント効果の種類
- 色替え
- バナ−
- 点滅
- カラー点滅
- フェード
- 移動
- イベントの編集
- イベントをダブルクリックするか、[アトリビュート]メニュー/ボタンを選択して編集します。「3.イベントの編集」に詳細を記述します。
- イベントの保存
- イベントを選択し、[イベント] → [保存]を選択することで、イベントをファイル(*.evt)に保存します。複数のイベントを選択状態にして一括で保存することも可能です。
- イベントの読み込み
- [イベント] → [読み込み]を選択することで、保存してあるイベントファイル(*.evt)を表示しているブロックに読み込みます。
- イベントの削除
- イベントを選択し、[イベント] → [削除]を選択するか、或いはツールバーの[削除]ボタンを押すことで、イベントを削除します。複数のイベントを選択状態にして一括削除することも可能です。
- イベントのコピー/切り取り
- イベントを選択し、[編集] → [コピー] を選択するか、或いはツールバーの[コピー]ボタンを押すことで、イベントをクリップボードにコピーします。[切り取り]
の場合は、イベントを削除してクリップボードにコピーします。複数のイベントを選択状態にして一括での操作も可能です。
- イベントの貼り付け
- [編集] → [貼り付け] を選択するか、或いはツールバーの[貼り付け]ボタンを押すことで、クリップボードにコピーされたイベントを表示しているブロックに貼り付けます。
- テキストの貼り付け
- クリップボードに文字列が入っている時、メニューから [編集] → [テキストの貼り付け]を選択することで、表示しているブロックにクリップボード内の文字列がテキストイベントとして貼り付けられます。1行ごとに1つのテキストイベントが作成されます。
- 形式を選択して貼り付け
- クリップボードにコピーされているイベントの情報を、様々な形式で貼り付けすることができます。[編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログが開きます。
- イベントの貼り付け
クリップボードにコピーされているイベントを表示しているブロックに貼り付けます。イメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントを貼り付ける場合、イベントが参照している画像番号が登録されていないと貼り付けは行なわれません。
- イベントの貼り付け(画像を登録して貼り付け)
クリップボードにコピーされているイベントを表示しているブロックに貼り付けると同時に、イベントが参照している画像を自動的に登録します。イメージ,イメージタイル,ビットマップ,ビットマップタイルイベントがクリップボードに含まれている場合のみ、形式を選択して貼り付けダイアログに”イベントの貼り付け(画像を登録して貼り付け)”項目が表示されます。
- 色属性の貼り付け
イベントを選択状態にして [編集] → [形式を選択して貼り付け] を選択すると、形式を選択して貼り付けダイアログに”色属性の貼り付け”項目が表示されます。”色属性の貼り付け”を選択し[OK]ボタンを押すと、選択したイベントの色属性がクリップボード内のイベントの色属性に置き換えられます。複数のイベントを選択状態にして一括で貼り付けることも可能です。
- テキストの分割
- XFなどからデータをインポートした場合、テキストが長すぎて画面からはみ出したりすることがあります。そうした場合に、テキストを、任意の位置で分割するための機能です。

テキストイベントを選択し、[イベント]→[テキストの分割]を選択するか、或いはツールバーの[テキストの分割]ボタンを押すと、テキストの分割ダイアログが開きます。選択したテキストイベントの文字列が表示されるので、分割したい位置にカーソルを合わせて[OK]ボタンを押すと分割が行われます。この時、カーソルがテキストの左端、或いは右端にある時は何もしません。
ページ編集ウィンドウでテキストを分割する方法もあります。テキストイベントの分割したい文字上でマウスの左ボタンを押します。そのままイベントを動かさずに1秒間ボタンを押しつづけると、マウスカーソル位置の文字を先頭にして分割が行われます。カーソルが先頭の文字を指している時は分割されません。
いずれの場合も、表示時間などの各種属性はそのまま分割後の2つのテキストイベントに引き継がれます。
また、分割後は左側のイベントが選択状態となります。
- テキストのマージ
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2つのテキストイベントを結合します。
マージ元となるテキストイベントを選択し、[イベント]→[テキストのマージ]を選択するか、或いはツールバーの[テキストのマージ]ボタンを押すと、テキストのマージダイアログが開きます。ダイアログボックスにはマージ元テキスト以外のテキストイベントのリストが表示されるので、マージ先テキストを選んで[OK]ボタンを押すと、マージ元テキストがマージ先テキストに結合します。
マージ後のテキストは、「マージ先テキスト」+「マージ元テキスト」になります。表示時間などの各種属性はマージ先テキストのものが引き継がれます。
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- 編集ブロックの変更(ページ切替)
- コンテンツ中の全てのブロックが、ウィンドウの下部にタブとして表示されています。上の例ではコンテンツが5つのブロックで構成されていて、現在先頭のブロックを編集中であることがわかります。編集ブロックを切り替えるには、ウィンドウ下部のタブをクリックすることによって任意に選択します。或いは[表示]メニューの[前のブロック]
[後のブロック]を選択するか、ツールバーの矢印ボタンを押すことによってページを前後に切り替えます。
- プレーン機能
- [プレーン]ボタンのクリック、あるいは[表示]→[プレーン指定]を選択することにより、指定したプレーンのイベントを修正不可にします。修正不可にされたプレーンのイベントは網掛け透過表示になります。

<ページ編集ウィンドウにおける操作>
- イベントの選択と移動
- イベントを選択するには、イベントを左クリックします。そのままマウスをドラッグすることにより、イベントを移動し表示位置を変更することができます。
- イベントのサイズ変更
- レクトアングルイベントのサイズを変更することができます。これらのイベントを選択すると、イベントの四隅に点が表示されます。この点にマウスカーソルを合わせるとサイズ変更用のカーソルに表示が変わるので、そのままドラッグすることによりサイズが変更されます。
- 移動シーケンスの編集
- イベントに設定されている移動シーケンスを画面上で編集することができます。イベントを選択すると移動シーケンスの軌道と移動時間が表示されます(移動シーケンスが設定されていなければ何も表示されません)。移動点をドラッグ&ドロップすることにより移動先の位置を変更することができます。
また、イベントを選択し、[イベント] → [移動シーケンス]メニューを選択するか、或いは右クリックによるポップアップメニューから[移動シーケンス]メニューを選択することによって、移動シーケンスの編集や設定を行なうことができます。
- [追加] :移動シーケンス追加ダイアログが開きます。
- (右クリック時の座標値が初期設定されます。イベントメニューから実行した場合の初期値は"0"となります)
- [修正] :イベント設定ダイアログの移動ページが開きます。
- [イベントと同期して移動] :イベントを移動する際、移動シーケンスの移動点も同期して移動させるかどうかの設定を切り替えます。

- イベントの個別レイアウト
- イベントを選択し、[イベント]メニューから [右詰] [センタリング] [左詰] を選択するか、或いはツールバーの各レイアウトボタンを押すことで、イベントの配置が行われます。
- テキストイベントのオートレイアウト
- ページ中に含まれるテキストイベントを、自動的に配置します。[イベント]→[オートレイアウト]を選択するか、或いはツールバーの[オートレイアウト]ボタンを押します。するとオートレイアウトダイアログが開くので、そこでレイアウトタイプを指定し[OK]ボタンを押すと、自動的にレイアウトが行われます。
- 表示倍率の変更
- 端末の実際の大きさでは、PCの画面上では小さすぎて編集作業が困難です。SCASでは表示倍率を [等倍] [2倍] [3倍] [4倍] に変更することができます。変更するには、[表示] → [倍率] メニューから選択するか、或いはツールバーの倍率ボタンを押します。
- キーボードによるページ編集操作
- ページ編集ウィンドウにおいては、以下のキー操作を行うことができます。
- [TAB]:イベントを選択します。押すごとに、表示時間の早いイベントから選択されます。
- [←][→][↑][↓]:イベントを上下左右に移動します。
- [Page Up][Page Down]:ページ(ブロック)を前後に切り替えます。
- [DEL]:選択されているイベントを削除します。
- [A]:選択されているイベントの設定ダイアログを開きます。
- [C]:イベントのセンタリングを行います。
- [L]:イベントの左詰を行います。
- [R]:イベントの右詰を行います。
- [BS]:選択されたテキストイベントと直前のテキストイベントをマージします。
- [SHIFT]+[BS]:選択されたテキストイベントと直後のテキストイベントをマージします。
<時間編集ウィンドウにおける操作>
時間編集ウィンドウの横方向は時間軸で、コンテンツの先頭からの時間を示しています。ここでイベントの時間軸上の配置を行ないます。
イベントは、ライフタイム分の長さを持った矩形として表現され、これをイベントバーと呼びます。イベントバーの左端位置が表示開始時間を示し、長さがライフタイムを示しています。また、色替えが有効になっているイベントでは、イベントバー上に色替えマーク [▼] が表示されます。
- 時間軸の表示
- 時間軸には[拍子表示]と[実時間表示]の2つの形式があります。表示を切り替えるには[表示]→[時間軸の表示]メニューで選択します。ブロック編集ウィンドウを開いた直後は、メインウィンドウと同じ時間軸で表示されます。
- 時間軸のズーム
- 時間軸のスケール幅を変更します。[表示]メニューの[ズームイン]もしくは[ズームアウト]を選択すると、スケール幅が変化します。また、ズームバーの[+]ボタンでズームイン、[−]ボタンでズームアウトします。ボタンは押しつづけることによって連続して変化します。
- イベントの選択
- イベントは一つ以上選択することができます。一つのイベントを選択するには、イベントバーにマウスのカーソルを合わせて左クリックします。複数のイベントを選択するには、グラフィックストラックウインドウ上でマウスをドラッグします。すると選択範囲枠が表示されるので、目的のイベントを選択範囲に入れてドロップすることにより複数のイベントが選択状態となります。
- 表示時間の変更(イベントの移動)
- イベントバーの左側80%の部分を左クリックして左右にドラッグすると、イベントの表示時間を変更することができます。同様に、イベントバーの位置を上下へ移動することもできます。複数のイベントを選択状態にして同時に移動させることも可能です。
- ライフタイムの変更
- イベントバーの右側20%の部分を左クリックして左右にドラッグすると、イベントのライフタイムを変更することができます。
- 色替え時間の変更
- イベントバー上の色替えマークを左クリックして左右にドラッグすると、イベントの色替え時間を変更することができます。
- キーボードによる時間編集操作
- 時間編集ウィンドウにおいては、以下のキー操作を行うことができます。
- [TAB]:イベントを選択します。押すごとに、表示時間の早いイベントから選択されます。
- [←][→][↑][↓]:イベントを上下左右に移動します。
- [Page Up][Page Down]:ページ(ブロック)を前後に切り替えます。
- [DEL]:選択されたイベントを削除します。
- [A]:選択されたイベントの設定ダイアログを開きます。
グラフィックストラックに作成したイベントの修飾情報をダイアログで設定します。表示時間・ライフタイム・色替時間・表示位置は、上記で述べたように編集ウィンドウ上でも変更することもできますが、色属性や効果などの情報はイベント設定ダイアログで設定する必要があります。
イベント設定ダイアログはグラフィックストラックウィンドウ、ページ編集ウィンドウ、ブロック編集ウィンドウから開くことができます。イベントを選択して、ダブルクリックするか、[アトリビュート]メニュー/ボタンを実行します。設定内容の詳しい説明はイベント情報の設定を参照してください。
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