困ったときは

SCASの操作や再生時でトラブルが起きたときにご覧ください。

CASファイル読み込み
CASファイルって何?
複数の仕向けのSCASを利用するときの注意事項
CASファイルを開けない?
CASファイルを開くと演奏情報が削除される?

情報設定
コンテンツ情報ダイアログの設定方法
制作レンダリングサイズ、出力RSサイズの使い方
タイムベースとは?

制限事項
作成する上での注意すべき制限事項はありますか?

基本編集
イベントの新規作成できない?
外字が消えた?
「イベントパラメータを書き換えますか?」メッセージって?
パラメータとは?
テキスト入力
イベントが重なるときの順番

キーボード入力
キーボードを使ったエミュレータの再生操作
ブロック編集ウィンドウでのキーボードを使ったイベントの編集操作

画像インポート
JPEGが読み込めない?
PNGの色がおかしい?
利用できるイメージ画像の種類は?
JPEGの圧縮率の制限はありますか?

イベントをまとめて操作したい
グラフィックストラックリスト編集ウィンドウを使ったイベントの一括編集

エミュレータ再生
エミュレータ再生するために準備すること
端末情報ダイアログの設定方法
エミュレータ再生すると表示されないイベントがある?

SMAFファイル生成
SMAFを生成することができない?

携帯端末に転送する方法
携帯端末に転送できない?

携帯端末で再生できない?
携帯端末で再生すると表示されないイベントがある?
携帯端末で再生すると位置がズレて表示される?
携帯端末で再生すると表示が滑らかではない?
携帯端末で再生すると点滅表示がおかしい?

 


CASファイルって何?
CASファイルはSMAFの表示部分を編集するためのファイルです。SCASでのみ開くことができます。SMAFを作るときは、後でSMAFが編集できるようにCASファイルも保存しておきましょう。

※SCASでSMAFをインポートすることができますが、演奏データのみが読み込まれます。

 


複数の仕向け・バージョンのSCASを利用するときの注意事項
異なる仕向けのSCASを利用するときにCASファイルを各仕向けごとに使い分けてください。
異なる仕向けで同じCASファイルを流用すると、文字情報がおかしくなる可能性があります。

バージョンも 2.x と5.x は使い分けるようにしてください。

 


CASファイルを開けない?
現象
下のメッセージを表示してCASファイルが開けません。

原因
CASには、ファイルバージョンがあり、古いバージョンのSCASを使っている可能性があります。

対応
最新のSCASを利用するとファイルを開くことができます。

 


CASファイルを開くと演奏情報が削除される?

現象
下のメッセージを表示してCASファイルを開く。

原因
SCAS Ver.5.x で作成したCASファイルの可能性があります。演奏データに互換性が無いため削除されました。

対応
SCAS Ver.2.x 、Ver.5.x で使用するCASファイルは使い分けましょう。

 


コンテンツ情報ダイアログの設定方法
CASファイルを作成する前に、コンテンツ情報ダイアログでレンダリングサイズと端末の制限を設定しておく必要があります。

コンテンツ情報ダイアログの設定方法を紹介します。
※既存のCASファイルを使う場合は、CASファイルを開いた後、コンテンツ情報ダイアログを開いて確認してください。

  1. 携帯端末のSMAFの有効表示領域は、幅120ドット、高さ130ドット程度です。
  2. [編集]-[コンテンツ情報]メニューで "制作画面レンダリングサイズ"、"ファイル出力RSタグ"に"幅" 120、"高さ" 130 を入力します。
    ※"制作画面レンダリングサイズ"、"ファイル出力RSタグ" は同じ値に設定してください。

  3. "使用可能メモリ" は "固定モード" に設定します。
  4. 設定は終了です。

 


制作レンダリングサイズ、出力RSサイズの使い方
通常の使用では『制作画面レンダリングサイズ』と『ファイル出力RSタグ』は同じ値を設定してください。

『制作画面レンダリングサイズ』と『ファイル出力RSタグ』を異なる値に設定した使用例を紹介します。

  • RSタグを120x120で出力する必要があり、ターゲット端末が150x150の場合

    『制作画面レンダリングサイズ』を150x150に設定し、ファイル出力RSタグを120x120に設定します。150x150矩形サイズでSMAFの編集を行い、SMAF出力するときに120x120のRS(レンダリングサイズ)タグで出力できます。

  • ターゲット端末が120x120、150x150の双方の場合

    『制作画面レンダリングサイズ』を150x150、『ファイル出力RSタグを120x120』設定する。120x120の端末、150x150の端末で再生したときのイメージがつかみやすくなります。

  • QQ−VGAガイドラインコンテンツ、有効表示領域:120x120の再生例。

    編集ウィンドウでの点線の矩形領域が表示される。

  • QQ−VGAガイドラインコンテンツ、有効表示領域:150x150の再生例。

    編集ウィンドウでの制作画面レンダリングサイズの矩形の部分が表示される。

  • Q−VGAガイドラインコンテンツ、有効表示領域:240x240の再生例。

    編集ウィンドウでの点線の矩形領域が表示される。

 


タイムベースとは?
  • タイムベースとは?
    タイムベースは、SMAFファイル内に定義されるデータの一つで、SMAFの時間軸の最小単位です。

  • ・どのような値を設定すればよい?
    SCASでは、タイムベースは、100msec で設定することを推奨します。(携帯端末の画面更新周期が200〜300ミリ程度であるため、小さく設定しても表示上の見栄えは変わらないためです。)

  • ・気をつけることは?
    SCASでイベントの表示時間やライフタイムをタイムベース以下に設定しても意味がありません。(SMAFデータ内部ではタイムベース単位に時間が補正されるためです。)

具体例を示します。

例えば、タイムベース100msecでCASファイルの編集をする時、図のようにレクトアングルイベントを10msec単位で配置(Aの表示開始時間=10msec、Bの表示開始時間=20msec、Cの表示開始時間=30msec)しても、

[ファイル]→[SMAFファイル生成]で生成されたSMAFは、イベントA、B、Cは0msecから同時に表示を開始するように補正されています。

※SMAF内部のイベントの表示開始時間のイメージです。

 


作成する上での注意すべき制限事項はありますか?
キャリアによる制限
SMAF コンテンツはキャリアの定める制限がある場合にはその制限に基づいて作成する必要があります。

SMAFファイルサイズ
SMAF SCASはコンテンツサイズに関する制限をかけておりません。SMAFデータへの出力をする際にファイルサイズを表示します。配信制限サイズなどの確認は作成側が確認する必要があります。

オブジェクトサイズ
SMAF SCASは制限していませんが、端末によっては、制限があります。
表示領域以上の大きさのイメージ、ビットマップ、レクトアングルや、ファイルサイズの大きな画像ファイルは表示されない可能性があります。

端末メモリスペックによる制限
メインウィンドウメニューの[編集]→[コンテンツ情報]→[端末情報]ダイアログ内にある制限の部分がこれにあたります。

  • 使用可能メモリサイズ : 制限しています。 メモリ使用量表示ウィンドウの静的メモリインジケータの制限値です。赤色表示が制限を越えています。制限を超えないように作成する必要があります。

  • 画像最大幅および高さ : 制限しています。片方のサイズが越えることも制限されます。
    制限を越える画像はインポートすることが出来ません。

端末の画像展開能力による制限
画像展開能力による制限もあります。メモリ使用量表示ウィンドウの画像展開負荷インジケータの制限値です。赤色表示が制限を越えています。制限を越えないように作成する必要があります。

携帯端末によって画像展開能力が変わる場合がありますので、作成したSMAFを携帯端末上で再生させて確認することをお勧めします。

XFインポートの制限
こちらをご覧ください。

 


イベントの新規作成ができない?

現象
イベントの新規作成ができない。

原因
イベントは、ブロックを選択されているときに作成することができます。

対応
  • イベントが作成できない状態のときは

  • ブロックを選択しましょう

  • イベントの作成が出来るようになります

 


外字が消えた?
現象
外字入力したはずなのに・・・
    いつの間にか消えている。

原因
外字のテキストイベントのフォントサイズを12以外に設定すると、外字を全角スペースに自動変換します。

対応
外字は、フォントサイズ12のイベントに利用を限定しましょう。

 


「イベントパラメータを書き換えますか?」メッセージって?

現象
イベントを編集するとき、パラメータ変更したら「イベントパラメータを書き換えますか?」というメッセージが表示された。「はい」をクリックするとイベントの表示位置、色が変わった。

原因
「はい」をクリックすると、[編集]-[トラック情報]のパラメータの設定にあわせてイベントの情報が書き換えられるためです。

対応
よくわからないときは、「いいえ」を選択してください。
パラメータに関して詳細を知りたいときは、表示イベントとパラメータ指定 と 「パラメータとは?」を参照してください。

 


パラメータとは?
パラメータの説明は、表示イベントとパラメータ指定をご覧ください。
あらかじめ用途別にパラメータを作成しておき、イベント作成時に使い分けると便利です。
以下、パラメータを使用したイベント作成の例を説明します。

  • [編集]→[トラック情報]でパラメータを設定しておく

  • パラメータ40h で作成したイベント

  • イベント設定ダイアログでパラメータを変更する

  • 「はい」をクリック

  • パラメータ設定に合わせて、座標系、文字色が変更される。

 


テキスト入力
垂直方向の入力と縁取り色の入力はできません。

 


イベントが重なるときの順番
イベントが重なったときに表示する順番の詳細は、SMAFのプレーン概念をご覧ください。
ここでは、SCASでの設定と絡めて、説明します。

  • プレーン1のイベントとプレーン2のイベントでは、プレーン2のイベントが上に重なります。

    SCASでは、イベント設定ダイアログでプレーンを設定します。

  • プレーンが同じ場合は、再生開始時間が後のイベントが上に重なります。

    グラフィックストラックウィンドウでイベントの再生開始時間を設定します。

  • プレーンも再生開始時間も同じの場合は、後から追加したイベントが上に重なります。

 


キーボードを使ったエミュレータの再生操作
キーボード操作でエミュレータ再生操作ができます。
キー割り当てはこちらをご覧ください。

 


ブロック編集ウィンドウでのキーボードを使ったイベントの編集操作
キーボード操作でイベントの編集操作ができます。
ページ編集ウィンドウでのキー割り当てはこちら、時間編集ウィンドウでのキー割り当てはこちらをご覧ください。

 


JPEGが読み込めない?
現象
以下のメッセージでJPEGを登録できない。
 

原因
画像ファイルが壊れていたり、プログレッシブJPEGの可能性があります。

対応
画像ファイルが壊れていたり、プログレッシブJPEGになっていないか確認してください。

 


PNGの色がおかしい?
現象
登録したPNGの色合いがおかしい。

原因
PNGは、256色に減色されます。

対応
使用できる色数は256色のため、あらかじめイメージを編集するツールで256色に減色してから、SCASでイメージ登録することをお勧めします。減色する際には、SCASで使用できる色と同じ色を持ったカラーパレットを用意しましたので、こちらをお使いください。(Adobe Photoshop 形式です。)

 


利用できるイメージ画像の種類は?
仕様・動作環境をご覧ください。
PNG に関しては、タイプ3 Index color を推奨します。(タイプ3以外のPNGの場合、注意文が表示されます。)
また、透過設定やαチャンネル付きのPNGは意図した表示にならない可能性がありますので、使用は控えてください。

 


JPEGの圧縮率の制限はありますか?
JPEGの圧縮率に関して、制限はありませんが、見栄えが損なわなければ、圧縮率が高い方がデータサイズが小さくなるのでお勧めします。

圧縮率 低い
データサイズ 23kByte
データサイズが大きい
圧縮率 普通
データサイズ 4kByte
データサイズが小さいが、見栄えは変わらない
圧縮率 高い
データサイズ 2kByte
見栄えが悪い

 


グラフィックストラックリスト編集ウィンドウを使ったイベントの一括編集
イベントの値を一括して変更したい場合、グラフィックストラックリスト編集ウィンドウを利用しましょう。
イベント設定ダイアログを開かなくても、ダイレクトに編集が可能です。また、値のコピー&ペーストが出来るので、一括した値の編集も可能です。

グラフィックストラックリスト編集ウィンドウの詳細な機能説明はこちらをご覧ください。

 


エミュレータ再生前に準備すること
エミュレータ再生前に準備することを説明します。

  1. 端末情報ダイアログで「端末」の設定を行う。
  2. [エミュレータ]メニューから端末を選択し、エミュレータウィンドウを開く
  3. 再生アイコンをクリックするとエミュレータ再生が開始されます。

詳細は、エミュレータ再生をご覧ください。

 


端末情報ダイアログの設定方法
エミュレータ再生をする前に、端末情報ダイアログで端末の設定をしておく必要があります。

設定方法を紹介します。

  1. 携帯端末のSMAFの有効表示領域は、幅120ドット、高さ130ドット程度です。
  2. [エミュレータ]-[端末情報]メニューで "最大有効表示領域" に"幅" 120、"高さ" 130 を入力します。
    それ以外の値は任意の値で構いません。

    ※"制作画面レンダリングサイズ"、"ファイル出力RSタグ" は同じ値に設定してください。

    設定した値が、エミュレータのどこに反映されるかを図解します。
    赤枠が有効表示領域です。青枠が、ディスプレイのサイズです。

  3. "フォントサイズ"、"使用可能メモリ"、"最大イメージサイズ"は、特に理由が無い限り、デフォルト値のままにしてください。

    ・フォントサイズ 幅 12、高さ 13
    ・使用可能メモリ 固定モード
    ・最大イメージサイズ 幅 640、高さ 480

  4. 値を設定したら、"保存"ボタンを押して設定した端末を保存しましょう。
    ※必ずconfディレクトリに保存してください。

  5. 設定は終了です。

 


エミュレータ再生すると表示されないイベントがある?
現象
再生時に表示されないイベントがある。

原因
色々な原因が考えられます。

  • エミュレータの設定が誤っている。
  • 同時表示16個,同時表現16個の制限を超えている。
  • メモリ制限を越えている。
  • 画像展開負荷能力を越えている。

対応
4つのチェックポイントと対応方法を列記します。1つ1つチェックして問題を取り除いてください。

  1. 端末情報の設定は合っていますか?
    メニュー[エミュレータ]→[端末情報]ダイアログを参照して、"ディスプレイのサイズ"、"フォント"、"制限" の設定が正しいか確認してください。

    端末情報の設定は、SMAFグローバルサイトを参考にしてください。

  2. 再生表示がおかしい地点で同時表示16個,同時表現16個の制限を超えていませんか?

    16個制限にひっかからないようにイベントを調整しましょう。

    同時表示16個、同時表現16個制限とは?
    同時に表示できるイベント、修飾情報には上限があります。

    • 同時表示16個 =イベント Max 16 (テキストや画像などの同時存在個数制限)
    • 同時表現16個 =修飾情報 Max 16 (色替え、移動などの効果の同時存在個数制限)

    オブジェクトイベントと修飾情報は別に数えます。 各々の最大数が 16 です。

    例をあげて説明します。

    同時表示16個制限の例
    SCASでは17個イベントを置いても、 エミュレータ再生では16個目のイベントまでしか表示しません。
    これが、同時表示16個の制限です。
    同時表現16個制限の例
    まずは、修飾情報の数え方を説明します。

    左の図だとイベントが2つあります。

    1. テキスト     バナー、移動
    2. ビットマップ   バナー、移動、色点滅

    上記 1,2 のイベント情報をある瞬間で同時に持つ場合、オブジェクト数は 2、修飾情報数は5 と数えます。

    修飾情報数が、16個を超えると17個目の修飾情報を持つイベントは表示されません。

    SCAS上は、17個修飾情報を定義しても、 エミュレータ再生時には、17個目の修飾情報を持つイベントは表示されません。
    これが同時表現16個制限です。

  3. 再生表示がおかしい地点付近で静的メモリインジケータが赤く表示されていませんか?メモリ制限を越えている可能性があります。

    静的メモリインジケータが高いときは、イベントの総数や1つ1つのイベントの大きさを減らしてメモリへの負荷を下げましょう。

    その他、特殊なケースもいくつかあります。
    ※. 静的メモリインジケータでは、ギリギリOKでもフォントサイズの差異によって、メモリ制限を越える場合があります。

    例をあげて説明します。

    下の図のようにSCAS上ではギリギリOKでも、

    イベント設定ダイアログのフォントサイズの設定が12、端末のフォントサイズの設定が16の場合、端末上ではメモリ制限を越えてしまい、表示されないイベントが出る可能性があります。

    テキストのイベント設定ダイアログ 端末情報のフォントサイズ

    そのため、端末のフォントサイズに合わせて、イベント設定ダイアログのフォントを設定して、メモリインジケータの制限を越えないようにSMAFを作成しましょう。

    ※ 複数のエミュレータウィンドウを開いている場合、一番、メモリ制限が厳しいウィンドウに合わせて他のウィンドウの表示も制限されます。

    表示状況に疑問を持ったら、エミュレータウィンドウを1つだけ開いて確認するようにしてください。

    尚、メモリ制限は、有効表示領域によって決まります。

    具体例を示します。

    1つだけエミュレータウィンドウを開いた時 複数のエミュレータウィンドウを開いた時

    左側のエミュレータウィンドウのメモリ制限に合わせて、表示が制限されます。

  4. 再生表示がおかしい地点で画像展開負荷インジケータが赤く表示されていませんか?画像展開能力を超えている可能性があります。

    画像展開負荷インジケータが高いときは、イメージイベントを小さくしたり、付近のイベントを調整しましょう。

 


SMAFを生成することができない?

原因
主に2つの原因が考えられます。

  1. 同一時間内のバナーコピー回数が、10回を超えている。 対応1をご覧ください。

  2. SMAFファイルに登録したイメージ、ビットマップが合わせて50個を超えている。 対応2をご覧ください。

対応1.
メッセージの内容を参考にして、該当する時間帯のバナーコピー回数を減らしましょう。

バナーのコピー回数の詳細は、表示効果の補足を参考にしてください。

※ 縦サイズ、横サイズが小さいイベントを"ウィンドウサイズ"を大きくしてバナー設定するとコピー回数が多くなってしまいます。
バナーさせるイベントはなるべく縦サイズ、横サイズの大きいものにしましょう。

例えば、このようなメッセージが表示された場合で説明します。

- Overwork contents check.

=====< current >=====
[ 1] Time:0 Event:Rect Win:120 Obj:20(20) Copy:6
[ 2] Time:1100 Event:Rect Win:120 Obj:20(20) Copy:6
[ 3] Time:3000 Event:Rect Win:120 Obj:20(20) Copy:6
[ 4] Time:10200 Event:Rect Win:120 Obj:20(20) Copy:6
[ 5] Time:11800 Event:Rect Win:100 Obj:20(20) Copy:5

T:3000 ( 4.1s) Copy:18 ( 1 2 3 )
T:11800 ( 2.7s) Copy:17 ( 1 4 5 )

[Total] Banner: 2counts

[WarningTime / TotalTime]6.8s / 17.2s


太字、下線の部分が、バナーのコピー回数の制限を越えている箇所を示しています。

この例では、2箇所、バナーのコピー制限を越える箇所があります。

1つ目の "T:3000(4.1s) Copy:18 (1 2 3) " は、3000msec 地点から4.1secの間、バナーのコピー回数が18回という意味です。

2つ目の "T:11800(2.7s) Copy:17 (1 4 5) " は、11800msec 地点から2.7secの間、バナーのコピー回数が17回という意味です。

対応2.
SMAF内で使用するイメージ、ビットマップの個数を50個以下にしてください。

下の図のようにイメージ、ビットマップあわせて51個登録されているとSMAF出力できません。

 


携帯端末に転送する方法
携帯端末にSMAFを転送する方法は大きく分けて3つあります。

  • 電子メールの添付ファイルとして送信する
  • ウェブサイトにSMAFをおき、携帯端末でダウンロードする
  • PCから外部メモリ経由で携帯端末に送信する

 


携帯端末に転送できない?

現象
携帯端末上にSMAFをファイルを転送できない。

原因
2つ考えられます。
1つは、通信インフラや外部メモリを経由して転送した場合、通信インフラや記憶媒体に存在する制約、不具合の場合。
もう一つは、SMAFファイルのサイズが大きすぎて携帯端末で受け取れない場合。

対応
試しに、ファイルサイズの小さなSMAFを転送してみてください。

転送できれば、ファイルサイズが大きすぎることが原因の可能性が高いので、もう少しファイルサイズが小さくなるように調整しましょう。(大きな画像ファイルを使っていませんか?)

小さなSMAFでも転送できない場合は、通信インフラ、記憶媒体に原因があると考えられますので、携帯端末の取り扱い説明書を参照したり、キャリアのサポートセンターに問合せてください。

 


携帯端末で再生できない?

現象
エミュレータでは再生できたが、携帯端末上では再生出来ない。

原因
  • CASファイル作成時の設定ミス
    • コンテンツの対象キャリアが違う
    • 対象端末(MA-2、MA-3 or MA-5)が違う
  • 携帯端末独自の制約

対応
下記の手順で対応してください。

  1. SMAFを作成したSCASとCASファイルを準備してください。
  2. 国、キャリアが合っているか、SCASのバージョン情報で確認しましょう。合っていない場合は、SMAFグローバルサイトで国、キャリアの正しいSCASをダウンロードして使用してください。

  3. SMAF生成時の対象端末が正しいか確認しましょう。
    よくわからないときは、MA-3にしましょう。

  4. キャリア、メーカー固有の制限事項が存在する可能性もあります。携帯端末の取り扱い説明書を参照したり、キャリアのサポートセンターに問合せてください。コンテンツの制約も併せてご覧ください。

 


携帯端末で再生すると表示されないイベントがある?

現象
エミュレータでは正常に再生されたが、携帯端末で再生時に表示されないイベントがある。

原因
  • CASファイル作成時の設定ミス
  • コンテンツ情報ダイアログの設定ミス
  • 端末情報ダイアログの設定ミス
  • 携帯端末固有の制約(画像の大きさ等)
対応
下記の手順で対応してください。

  1. SMAFを作成したSCASとCASファイルを準備してください。
  2. コンテンツ情報ダイアログ、端末情報ダイアログの設定が正しいか確認してください。
  3. 再度、エミュレータ再生を行い、表示が正しいか確認してください。

    表示がおかしい場合は、エミュレータ再生すると表示されないイベントがある? をご覧になって編集を行ってください。

  4. 再度、SMAFを作成し、携帯端末で再生してください。

    それでも、再生表示がおかしい場合は、端末固有の制約であると考えられます。
    特に画像に関しては携帯端末ごとに何らかの制約(画像の大きさ等)がある可能性があります。
    画像の大きさを小さくしてみたり、余分な情報(例、αチャンネル)を削除してみてください。

 


携帯端末で再生すると位置がズレて表示される?

現象
携帯端末で再生すると位置がズレて表示される。

原因
SCASで設定した「レンダリングサイズ」「フォントサイズ」と携帯端末の「表示領域」、「フォントサイズ」が異なると、位置がずれて表示される可能性があります。

対応
下記の手順で対応してください。

  1. SMAFを作成したSCASとCASファイルを準備してください。

  2. SCASの[編集]→[コンテンツ情報]→[レンダリングサイズ] で"制作画面レンダリングサイズ"、"ファイル出力RSタグ"を "幅" 120、"高さ" 130 に設定しましょう。(原点指定が設定されている場合は、その値も"幅"120、"高さ" 130 に設定してください。原点指定の詳細はこちらをご覧ください。)

    ※携帯端末によっては、有効表示領域が 120ドットx130ドットではない可能性があります。その場合は、SCASでレンダリングサイズを調整しつつ、表示位置のズレを修正してください。

  3. ページ編集ウィンドウで表示位置のズレを確認し、修正してください。

  4. フォントサイズは、携帯端末によって変わる場合があります。フォントサイズが1,2 ドット変わっただけで見栄えが極端に悪くならないようにすることをお勧めします。

 


携帯端末で再生すると表示が滑らかではない

現象
携帯端末で再生すると表示が滑らかではない。

原因
携帯端末は、画面更新周期が200〜300ミリ程度であるため、1秒間に3〜5コマ程度表示します。そのため、表示が滑らかでないと感じるケースもあります。

対応
画面更新周期を考慮したSMAFを作りましょう。

具体的には、細かくアニメーションするコンテンツは携帯端末で再生させて動きを確認しながら、調整しましょう。

 


携帯端末で再生すると点滅表示がおかしい?

現象
携帯端末で再生すると点滅表示のはずなのに、点滅しなかったり、点滅が一定ではない。

原因
携帯端末の画面更新周期とSMAFの点滅タイミングが合わないと、点滅が一定でない場合があります。

対応
携帯端末の画面更新周期は200〜300ミリです。その点を考慮して、点滅の間隔をもう少し余裕を持たせてください。

携帯端末で点滅表示が一定になるまで、調整しましょう。