SCASは、端末エミュレータを内蔵しており、編集中のコンテンツの動作を確認することができます。ただし、あくまでもエミュレータであるので、実機での動作確認は必要です。
エミュレータの再生は、メインウィンドウのエミュレータバーのボタンもしくは[エミュレータ]メニューの項目を使用します。一般的なオーディオシーケンスソフトウェアと同様にキーボードによる再生操作も可能です。

再生
再生を行うには、メインウィンドウで[エミュレータ]->[再生]を選択するか、プレイバーの[再生]ボタンを押します。再生が始まると、エミュレータウインドウにグラフィックストラックの内容が時間の経過に伴なって表示されます。演奏データがある場合は音声も出力されます。再生中は、プレイバー上のカウンタがカウントアップし、メインウインドウの時間軸上の再生点([P]マーク)がカウンタと共に移動します。ウインドウから再生点が外れると自動的にスクロールして、常に再生点のグラフィックストラックとスコアトラックが表示されるようになっています。グラフィックストラック又はスコアトラックのシーケンスデータの長い方の終端まで来たら、再生は自動的に終了します。
※背景色イベントしか存在しない場合は、再生は行われません。
停止
再生中、一時停止中、停止中に[停止]のメニュー/ボタンを実行することにより、再生が停止し再生点[P]とカウンタが先頭( "0:00:00" / "1:1" )に戻ります。
一時停止
[一時停止]のメニュー/ボタンは再生中のみ有効です。[一時停止]を行なうと再生が停止し、再生点[P]とカウンタは停止した位置で止まります。一時停止中は、[再生]と[停止]メニュー/ボタンが有効となり、[再生]を選択すると、停止位置から再び再生が始まります。[停止]を選択すると一時停止状態が解除され、再生点[P]とカウンタが先頭に戻ります。
早送り/巻戻し
停止中及び一時停止中には、再生開始位置を調整することができます。[早送り]或いは[巻戻し]メニュー/ボタンを実行することにより、再生点[P]を進めたり戻したりすることができます。同時に、カウンタもカウントアップ、カウントダウンします。[再生]を行なうと、再生点[P]から再生が開始されます。
早送り 100ms/巻戻し 100ms
停止中及び一時停止中には、再生開始位置を調整することができます。[早送り]或いは[巻戻し]メニュー/ボタンを実行することにより、再生点[P]を進めたり戻したりすることができます。同時に、カウンタもカウントアップ、カウントダウンします。[再生]を行なうと、再生点[P]から再生が開始されます。
※ 時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
再生点の移動
再生点[P]を一気に移動させるには、時間軸上でマウスを左クリックします。すると、クリックした位置に[P]マークが移動します。停止中の[P]マークはエミュレータ再生の開始位置を表します。移動させることで任意の時間(途中)からの再生が可能です。ただし、再生中は移動させることができません。
※演奏データが存在する場合は、演奏データの再生範囲内からのみ途中からの再生が可能です。
キーボードによる再生操作
[F12]、[SPACE]、テンキーでエミュレータ再生操作を行うことができます。
[F12]: エミュレータウィンドウを閉じたり、開いたりします。
[SPACE]: 再生の開始/一時停止を切り替えます。
[ENTER]: 再生を開始します。
[2]: 再生を一時停止します。
[0]: 再生を停止して、先頭に巻き戻ります。
[1]: 先頭に巻き戻ります。
[4]: 1000msec 巻戻しです。
[5]: 100msec 巻戻しです。※ 時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
[6]: 100msec 早送りです。※ 時間軸の表示が"拍子表示" のときは選択できません。
[+]: 1000msec早送りです。